キリストの磔刑

キリストの磔刑

フラ・アンジェリコ作 「カルヴァリ山(キリストの磔刑)」。 作者名のフラ・アンジェリコは「天使のような画僧」を意味する通称で、本名は「グイード・ディ・ピエトロ」。フィレンツェ派を代表する大画家。作品名のカルヴァリ山では馴染みが無いがは、ゴルゴタの丘とも呼ばれ、こちらだと聞き覚えがある。またカルワリオの丘とも呼ばれ、いずれも「ドクロ」という意味らしい。十字架上に描かれている「INRI」はラテン語で、ユダヤの王、ナザレのイエス、キリストの省略形。このフレスコ画は、もとはフィレンツェに近いサン・ドメニコ・ディ・フィエゾーレの修道院にあったものを壁からはがされルーヴル美術館に売却されたものとのこと。
(2017-5)